2004 年 第 3 回 南風原町議会(定例会)  第 1 号 9月8日


 
総務部長国吉真章君

では、私のほうから議案第34号平成16年度南風原町一般会計補正予算(第2号)について補足して内容の説明をいたします。先ず、「第1表」についてでありますが、補正前の額が101億5,269万6,000円、1億4,867万5,000円を補正増して、補正後の額が103億137万1,000円であります。この補正増の1億4,867万5,000円の内容については、13ページ以降の事項別明細で説明したいと思います。
 7ページ「第2表 債務負担行為補正」の追加について説明をいたします。事項は宮平地区調整区域地区計画策定業務委託料であります。期間を平成17年度まで、限度額は600万円であります。これは宮平地内の琉球ジャスコ周辺も含んだ市街化調整区域における地区計画運用指針策定と、地区計画策定のための委託業務であります。地主の意向調査も含めて平成18年度の用途見直しに向けて、次年度までの2ヶ年事業として債務負担行為の設定です。この委託業務については、当初予算で地区計画運用指針策定のため300万円計上してありますが、厳しい財政状況の折り今年度に運用指針を策定して次年度は地区計画を策定する計画をしていましたが、この運用指針と地区計画策定は一括発注する必要があるということで次年度支払分については債務負担行為を設定して次年度予算で対応するための追加であります。
 8ページの「第3表 地方債補正」についてであります。先ず小学校整備事業債についてでありますが、補正前の限度額3億4,530万円に1,010万円を加えて、補正後の限度額を3億5,540万円の増額であります。詳細については、26ページの町債で説明をしたいと思います。
 では、歳入の13ページから説明を申し上げます。13ページから15ページまでの町税については、7月末調定見込額を基にそれぞれの徴収見込率を算出して当初予算額との差引額を計上してあります。特に13ページの個人町民税現年度課税分は、当初予算で均等割については2,000円で計上していましたが、本年度から税法改正がありまして均等割については3,000円ということで、そのために約1,000万円の伸びがありましたが、所得割の落ち込みがあり全体としては221万6,000円の増に止まっております。14ページの固定資産税現年度課税分の1,228万3,000円の減でありますが、これは家屋における前年度以前の新築軽減分の1135件、現年度分で105件が当初予算計上時に見落としていたことが原因であります。15ページの軽自動車税の現年度課税分210万3,000円の増は、軽乗用車245台の増によるものでございます。
 16ページの地方特例交付金は、恒久的な減税に伴う地方税減収額の一部を補てんするための財源でありますが、決定通知に基づく1,112万8,000円の増であります。
 17ページの地方交付税。普通交付税2,544万6,000円の増も交付額の決定通知による計上であります。
 次に18ページの分担金負担金。現年度分の保育料及び主食糧の609万の増は、弾力化率を上げて入所枠を広げたことにより、26名増になったことによる増額であります。
 19ページの民生費国庫負担金にかかる保育所運営費負担金555万7,000円と、20ページの県負担金277万8,000円も同様に26名増に伴う補正増であります。19ページの小学校負担金4,979万3,000円でありますが、これは次年度に津嘉山小学校の1年生で1クラスの増が見込まれるということで、1クラスの増と多目的教室の増、合わせてエレベーターと配膳室も整備するための予算措置であります。補助率は85パーセントであります。
 21ページの心身障害者小規模作業所運営補助金50万円は、かすりクラブへの通所者がこれまでの9名から4名増えて13名になったことにより補助基本額がこれまでの300万円から400万円に上がって、その引き上げになった分の100万円の町負担分2分の1の50万円を計上しています。
 22ページの県民税賦課徴収取扱委託金現年度分の6万6,000円の増は、個人町民税の増に伴う県税取扱委託金の増分であります。
 23ページの財政調整基金繰入金2,091万円を取り崩して繰入金に計上してあります。
 24ページの前年度純繰越金については、利子収支、決算額1億5,976万1,000円から既に6月定例会の補正1号における補正額1億3,000万円との差額分2,976万1,000円を計上してあります。
 25ページの土地改良施設維持管理適正化事業交付金180万円は、国・県・町それぞれ30パーセントの負担割合でありますが、県土地改良連合会から事業費200万円の90パーセント相当額180万円が交付金として交付され、そして受益地負担分として10パーセント相当額の51万4,000円を計上してあります。その下に平成16年度国体第24回九州ブロック大会開催市町村運営費補助金3万円は、来る12月3日から5日の3日間開催予定されている大会開催地における運営費の補助金であります。因みに本町においてはアイススケート場サザンヒルで青年8チーム、少年5チームの選手団約260名を迎えてアイスホッケー大会が開催される予定であります。
 次の介護保険精算還付金188万9,000円は、平成15年度決算に伴う負担金の精算で、介護保険広域連合からの予算計上依頼による計上であります。内訳としては、要介護認定にかかる精算還付金として136万5,000円、市町村事業精算還付金として52万4,000円であります。
 26ページの小学校整備事業債1,010万円の増でありますが、これは先ほど教育費の国庫負担金で説明したとおりクラスの1増と多目的教室2クラス、それにエレベーター、配膳室合わせて320平米の増築によるもので、起債単価として18万1,250円に面積320平米を乗じてその事務費相当分1パーセントを加えて、算出額から国庫補助分85パーセント分を差し引いて起債充当率90パーセントを乗じた額であります。それから若干の単費分を差し引いた額が計上額の1,010万円であります。
 では27ページ以降の歳出についてご説明を申し上げます。一般管理費の行政改革推進委員の報酬27万5,000円は、町政一般報告にありましたが三位一体改革を受けて今後益々町財政の厳しさが予想されるということで、行政改革推進本部設置要綱に基づいて組織した緊急行財政改革小委員会による財政健全化計画を審議していただくために現在10名の委員がいらっしゃいますが、その委員10名の5回分を計上してあります。次の費用弁償10万円も同じ内容です。
 次にホームページ更新委託料41万円の増ですが、これは本町のホームページのトップページにかかるサイト内設計あるいはデザイン、サブページの制作に要する費用と、それに付随するノーツの開発費であります。本町のホームページは、平成11年から12年度にかけて当時の郵政省の補助を受けて導入をしました地域インターネット事業の一環として整備をしたものでしたが、現在のホームページのトップページも含めてサブページもほとんどが各課の職員による手作りでありました。その後、ホームページ作成の技術が非常に進んだということで、民間、個人も含めて各公共団体も競って更新をするようになり、今では大変見やすく、そして利用しやすくなっているのが現状ですが、本町のホームページもスタート時点では他市町村に先駆けて作成をしましたが、この間更新がされていないために若干見劣りがするということで利用者からもサイト内の検索も不便だという声もよく寄せられておりました。そういうことで、リニューアルも含めてプログラムの開発と合わせて更新するための計上であります。需用費の消耗品6万円と燃料費の67万円は、今後の不足を見込んでの計上であります。
 次のトイレ設置工事17万6,000円は、役場庁舎の1階から5階までの全トイレ27箇所に棚を設置して、例えばハンドバック等を持っての用足しにも困らないようにするための計上であります。
 次の庁舎案内板設置工事11万9,000円は、各階エレベーターの前の見やすい位置に各課の業務内容を説明した庁舎案内板を設置するための計上であります。これは、これまで住民の皆さんから行政に対する要望等を受け付ける「町メール」に寄せられた町民からの要望に応えるための計上であります。
 次の財政調整基金積立金純繰分の2,976万1,000円、これは先ほど説明しました歳入の前年度の純繰越金2,976万1,000円を地財法7条に基づく財政調整基金への積立であります。これで財政調整基金の取崩し後の見込額については、2億1,254万9,000円になります。
 次の企業誘致講演講師謝礼金1万2,000円、これも町政一般報告でありましたが本町における今後の自主財源確保の観点から職員を中心に、若い職員にもふるって応募いただきましたが、そういう企業誘致グループを立ち上げました。今後更に厳しくなることが予想される行財政改革に立ち向かうために、全職員を対象に講演会を開催するための講師謝礼金の計上です。時期と講師については、これから検討してまいりたいと思っております。
 工事請負費と備品購入費は、一般コミュニティ助成事業の組替えであります。照屋地区のスピーカー2箇所の工事を予定しております。
 次の電子計算費臨時職員賃金69万9,000円の増は、今後の電子自治体に対応するための電子申請あるいはLGWAN文書管理、施設予約、ノーツのプログラミング等に必要な技術者を予定しております。週3回の6ヶ月分を計上しています。
 28ページの賦課徴収費の納税指導員報酬220万円の減は、当初指導員4名の4月採用を予定しておりましたが、2名が6月、残り2名が7月採用となったための減であります。使用料の1万4,000円は、今後の不足を見込んでの計上です。
 29ページの報奨費1万円は、統計グラフコンクールへの参加料として1,000円程度の図書券約10名分を予定して計上しています。
 30ページの報奨費7万3,000円、これは11月末に退任を予定している民生委員24名の皆さんへの記念品代計上であります。
 次の繰越金については、後ほど国保特会補正で説明があると思いますのでそこでお願いしたいと思います。
 次の共同作業所かすりクラブ補助金100万円でありますが、歳入でも説明しました平成16年4月1日現在における通所者数が13名になったことで、これまでの補助基準が300万から400万に引き上がったことによる増です。
 次の23節償還金利子ですが、これの22万3,000円は、それぞれ確定に伴う超過交付金の償還金計上です。介護保険広域連合の負担金432万7,000円も、広域連合からの予算計上依頼によるものです。
 31ページの法人保育園改修工事費補助金185万7,000円の増、これも町政一般報告でありましたがてぃだ保育園の現在の定数60名を90名に増やすため2階部分を改築するに必要な補助金の計上であります。役務の8万4,000円は、ぎょう虫・尿検査、クリーニングあるいはピアノ調律等の支出を見込んでの計上です。負担金の1,944万6,000円は、法人保育園運営費負担金、先ほど歳入で説明しました26名増による計上です。次の措置費拡大に伴う超過交付金の償還金147万3,000円は、国庫分超過額として98万2,000円、県費分の超過額として49万1,000円を計上しております。
 32ページの臨時職員賃金の99万円は、職員そして保健師の産休代替と保健師の育児休業代替3名分の計上であります。報奨費の13万8,000円は、乳幼児健康相談の謝礼金が申込者の増による事業回数が4回から5回に増えたということでの計上です。乳幼児実習謝礼金の11万円の増も同じく事業回数の増、4回から10回に増える見込の増であります。
 次の基本健診委託料288万7,000円は、人間ドック受診者が970名から1135名の165名増えることを見込んでの計上であります。糖負荷インシュリンの検査委託料102万4,000円の減ですが、今年からこの検査については国保連合会から半額の補助があるということで、一般会計から国保特会に予算の組替えを行なっております。後ほど国保特会で出てまいりますので、そちらで説明をお願いします。
 33ページの環境美化事業のための委託料85万7,000円。これは町単独による雇用創出事業として計上しています。業務としては陸上競技場及び野球場周辺の環境美化を予定しております。
 34ページの土地改良施設維持管理適正化事業整備工事231万4,000円は、宮城地区の畑灌施設のポンプ取替え工事で129万7,000円、神里地区のポンプの電源盤の取替え工事で101万7,000円を予定しています。人夫賃の15万円は、南風原ダムの危険防止対策としての計上であります。原材料費の45万円は、そのためのフェンスの購入代として計上しています。
 35ページの人夫賃200万、その次の使用料及び賃借料200万、そして原材料費の100万円は、今後の支出を見込んでの計上であります。町道49号線の道路改良改築事業にかかる工事費の1,200万2,000円は、用地費との組み替えをしています。
 36ページの繰越金148万7,000円の減は、土地区画整理事業特別会計からの繰戻しであります。内容については後ほど区画整理特別会計で説明がありますので割愛をいたします。需用費の36万5,000円は、黄金森公園野球場のパンフレット用の写真代として印刷製本費で6万5,000円、光熱水費で今後の電気料金、水道料金に不足が見込まれるということで30万円を計上してあります。委託料の75万円は、黄金森公園野球場の台帳作成委託料としての計上であります。この台帳を整備することによって、次年度の普通交付公園費の計上分にかかる基準財政需要額が平成16年度の単位費用でこの基準財政需要額を積算しますと概算ですが52万4,000円の増額が見込まれます。工事請負費の50万円は、黄金森公園の案内板設置を予定しております。役場周辺、当間原あるいは慶原辺りにそれぞれ1箇所、計3箇所を予定しております。原材料費の10万は、宮城公園の砂場、遊び場の砂や本部公園駐車場のコーラルを予定しております。
 37ページの沖縄県公立文教施設整備期成会負担金42万5,000円は、平成15年度に実施した南風原小学校の校舎、南風原幼稚園の園舎、屋外環境整備補助金にかかる負担分で、これも予算計上依頼分により計上しています。
 38ページの事業費の40万7,000円の計上は、北丘小学校、翔南小学校の印刷機、レーザープリンターあるいはガラス等の修繕費であります。健康診断委託料、職員健診の22万3,000円は、今後の健康診断委託料に不足が見込まれるということでの計上です。津嘉山小学校のフェンス改築工事70万1,000円は、旧運動場側の北側のフェンスで、支柱も折れている状況、そしてフェンスも所々穴が開いて非常に危険だと、現在応急処置はしてありますが危険防止の観点から早急な対策が望まれることでの計上であります。校内原材料の3万6,000円は、津嘉山小学校の運動場の砂あるいは可動式掲示板のすぎ板、滑車等を予定しております。消耗品の58万円は、事務費として次の津嘉山小学校の校舎建設建築工事費の1パーセント相当分としての計上であります。工事費の5,800万円は、次年度1クラス増を見込んで、そして多目的教室2クラス、そしてエレベーター、配膳室、計320平米の計上であります。委託料の300万円は、その設計管理費であります。
 39ページの燃料費6万円は、南風原中学校の今後の不足を見込んで計上しています。修繕費の32万円は南星中学校の換気扇、コンピューター教室のパソコン等の修繕のための計上です。工事請負費の114万1,000円は、南星中学校体育館の間仕切りネットの改修工事の27万8,000円、南風原中学校のA棟2階と3階部分の手すりの補修工事に50万6,000円、南風原中学校の雨天練習場の土クリーン、そして各種大会選手等派遣補助金187万円は地区陸上競技大会の送迎バス、あるいはユニフォーム代、大会派遣要綱に基づく計上をしています。南風原中学校が97万円、南星中学校が90万円であります。
 40ページの飼育料1万6,000円、これは北丘小学校の餌代であります。
 41ページの需用費105万円は、管理消耗品あるいは図書購入費に今後不足が見込まれるということで計上しています。社会保険料の19万3,000円は、当初予算での計上漏れであります。
 最後のページ42ページでありますが、需用費の3万円は歳入で説明しました第24回九州ブロック大会、アイスホッケー大会における案内板、横断幕、茶菓子、湯茶等の経費で、歳入全額を充当してあります。備品購入費の3万7,000円は、体育センターのソフトボール用ベース一式購入のための計上であります。人夫賃の4万8,000円は、調理場敷地で以前ハブが確認されたということで雑草の刈り取りが危険なため、ハブ対策が必要で人夫賃を計上しています。備品購入費の8万9,000円は、食材用のさいの目切断が購入後16年を経過しているということで刃こぼれの心配があり、新たに購入するための購入であります。償還金、利子割引料の9万5,000円は、学校給食費の保護者負担分の過年度還付金です。
 以上、補足説明とさせていただきます。ひとつよろしくご審議のほどお願いします。