家庭にはいろんな事情がある家庭があるのです。できるところもあればできないところもある。では、できない家庭はどうするのですか。そのために学校があるのでしょう。家でできるのだったら、学校なんかなくてもいいでしょう。子供たちが学ぶ所が学校なのです。学び舎です。何かね。時間が足りないのだけれども、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという日本の昔の言い伝えがありますでしょう。どうしてそういう言い伝えが出たか分かりますか。まさか今の時代、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるなんて誰も思わない。あれは統計の取り方で、新婚家庭ができると新しい家を建てると、そうするとその軒下にコウノトリが巣を作る、新しい家庭ができるからコウノトリがやってきてこの卵を産むということであって、全然相関関係のないことを言っているのです。今、子供たちの学力についても沖縄はこの早寝・早起き・朝ごはんが足りないから他府県と比べて目標値から離れているから、それで学力が下がっているのだとなるのは短絡的過ぎる。実質的な相関関係なんて出していないでしょう。確かに家庭でやれば、当然学校でもやっているわけだから学力は伸びますよ。それは当り前のこと。家庭でやってもらうためには、学校できちっと興味を持つような教育をしなきゃいけない。自分たちがやるべきことはやらないで家庭に押し付けて、家庭がやらないから学力が低いんだよと、そういうようなロジックはおかしいと思います。この前、がんばりノートも見せてもらいました。皆さん方も見たと思うのですけれども、先生方のコメントが非常に少ない。ただ丸を付けたり、花丸を付けたり、goodとかvery goodとか何が良いのか、どうがんばったのか、子供を励ます言葉が一つもない。ただ宿題やがんばりノートを出してもらって丸を付けるだけです。これは子供たちの動機づけになりません。本当に子供たちががんばったことを認めて、褒めてあげなきゃ駄目です。私はあまり褒めなくて困るのだけれども、子どもたちに家庭学習をさせたいのであれば褒めてあげてください。先生方もただ丸をつけるのではなくて、どこが良かったと、ここのところをがんばったね、大変だったでしょうというふうな励ましの言葉が必要なのです。それが一つもなかった。個人的な話しは別として、子供の教育はそれが必要だと思うのです。そこのところは是非、先生方には話しを聞いてもらって、きちっとやってもらいたいと思う。それと同時に、私は家庭教育よりも学校教育が一番大事だと思う。そうすると、学校教育でよくやった子を何で表彰しないのかということです。今回、家庭学習をよくやった子は校長先生の推薦でということで、おそらくがんばりノートを一番余計に出した人を推薦しているのでしょう。それも一つの手ではあるのですけれども、もう少し本当にがんばって学力向上に結び付いた子を推薦すべきです。そこのところ、校長先生もなかなか時間がないし、できなかっただろうとは思うのですが、本当の教育を是非、やっていただきたいとお願い申し上げまして終わります。
次、4番目の区画整理事業についてですが、先ほど12億円増えたのは公共施設が4億円、移転移設費が7億円、調査設計事務費が1億7,000万ですか増えたとのことですけれども、それがなぜ増えたのかご説明いただきたい。
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