2003 年 第 4 回 南風原町議会(定例会)  第 1 号 12月10日


 
町長城間俊安君

おはようございます。平成15年町政一般報告を行ないます。はじめに、総務部・総務課関係について申し上げます。
 先ずバス対策については、去る9月11日に町バス対策会議を開催し、平成15年度の新規廃止路線予定路線や現行補助路線の平成16年度維持方策について検討・調整が行なわれ、東陽バスの96番浦添港川線の廃止を確認し、60番の浦添大名経由はバス対策会議の中では同意が得られないまま東陽バス会社は赤字を訴えて、去った10月1日をもって廃止することになりました。また、琉球バス会社の那覇・百名線(51番)と那覇・志喜屋線(53番)については、補助継続(存続)する方向で決定いたしました。その負担補助金の算定については、後日関連市町村協議会の中で協議することになります。
 次に、去る9月30日と10月7日に町内(本部・宮平区)で連続して小学生の拉致未遂事件が発生したのを受け、未然にその事件事故を防ぐために、10月13日に「小中学生の拉致未遂事件事故対策会議」を開いて、各種団体(行政、学校関係者、議会議員、PTA役員、区長会、保護司、防犯指導員、与那原警察署等)約60人が参加して、今後の児童生徒の登下校時における安全対策について意見交換を行ない、各種団体と連携して町内から事件事故をなくしていくことを確認するとともに、朝夕の広報車による広報活動や各小中学校・各単P・自治会等の取り組みを強化することも確認し合い、早速その対策を講じているところであります。
 次に、企画財政課関係について申し上げます。
 市町村合併につきましては、10月27日に南風原町、東風平町、大里村、具志頭村は各議会に同時提案し、それぞれ可決され、南風原町・東風平町・大里村・具志頭村合併協議会が設置されました。事務所を南風原町役場の5階に置き、各町村から3人、県から1人の合計13人の事務局職員でスタートいたしました。第1回目の協議会は、11月13日南風原町中央公民館で開催され、4町村長を含む31人の委員に辞令が交付されました。委員の紹介、事務局の紹介の後、合併協議会規約を始め規程、要領等が承認されました。また、住民が主体となった合併協議を効率的に進めることを目的とした、新市まちづくり協議会設置要綱も承認されました。第2回の協議会は、11月28日、大里村総合保健センターで開催され、合併の方式は対等合併とし、合併の時期は平成17年3月31日を目標とする。また新市の名称については一般公募等を実施し、小委員会を設置して協議会で決定する。新市の事務所の位置については、当分の間、南風原町を本庁舎とし他の3町村役場は支所とする等4項目が決まりました。財産及び債務に関することについては、幹事会で再度審議をするよう差し戻しとなりました。
 次に、イオン南風原ショッピングセンターについては、7月に着工し現在工事は2階部分の柱が立ち上がり順調に進捗しております。関連する国道329号バイパス工事も着々と進行しており、今後も平成16年3月末の完成に向けて地権者の皆様や関係機関等と連携を図りながら、予定どおりの開店に向けて取り組んでいきます。
 次に、統計調査につきましては、毎年12月31日を調査基準日として工業統計調査が行なわれます。調査内容は、製造業を営む全ての事業所を対象として、その活動実態を明らかにすることを目的として調査するものであり、その調査結果は行政施策の重要な基礎資料、企業・大学等での調査資料、小・中・高校の教材等幅広く利用されます。今年度は全数調査となっており、町内全ての製造業156事業所が対象となり、8名の調査員により調査を行なってまいります。
 次に、平成12年に発刊された町勢要覧の改訂版となる「2003南風原町町勢要覧」を今年9月に発刊いたしました。今回の要覧は、町民の皆さんを主役として写真をふんだんに使い、本町のまちのづくり概要や歴史、文化をわかりやすく紹介しています。本町を知る資料としてご活用いただければ幸いです。また、広報「はえばる」の合冊版第4号を平成15年11月に発刊いたしました。これは、平成11年4月号(251号)から平成15年5月号(300号)までの50号分を一つにまとめたものであります。広報はえばるは、昭和47年9月の第1号発刊以来30年目にして300号を迎えました。この合冊版が本町の歴史を語る貴重な資料であり、多くの方々が活用していただければ幸いだと思っております。
 次に、南風原町宮城・大名・新川・東新川地区まちづく協議会については、9月26日に各地区代表4名と町内関係課長3名の計19名に協議会委員として委嘱状及び任命状が交付され、当日に第1回、11月12日に第2回目の全体協議会が開催されました。また、10月15日、20日と12月3日、4日には各地区での地区別協議会を行ない、直接地域の皆さんのご意見を拝聴させていただきました。そして、年明け1月中旬に第3回の全体協議会でこれまでの協議を踏まえた最終の調整を行ない、当該4地区の将来に向けたまちづくり構想となる地区土地利用調整計画が策定される予定であります。
 次に、那覇市、南風原町及び那覇市・南風原町ごみ処理施設事務組合で進めている「那覇市環境センター周辺地区まちづくり推進協議会」についてであります。これまで還元施設やまちづくり整備費用、また積立方法や負担割合等についての協議が不調に終わっていることから、特に還元施設の建設計画づくりも期限が迫っており、10月27日の幹事会と協議会において本町のほうより対応策を提案し、可能な方法で検討していただきたいとの要請を行ないました。できるだけ早い時期に双方が合意し関係する事業や計画等が円滑に進捗するように鋭意努力してまいります。
 次に、基金の効率的な財政運営を図るために「南風原町一般廃棄物処理施設建設基金条例」の一部を改正する条例の議案を今定例会に提案してありますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
 次に、税務課関係について申し上げます。
 去る11月11日から11月17日までの「税を知る週間」中に、11月12日に税理士会の無料税金相談会を実施しました。更に、税を知る週間終了後の11月18日には納税表彰式を実施し、11月19日、20日の両日に私を始め助役、収入役、教育長及び全部課長の協力のもとで税務課及び国民健康保険課の職員とともに町税等滞納整理一斉行動を実施いたしました。次回の一斉行動も職員と共に頑張っていきたいと思います。
 次に、民生部・民生総務課について申し上げます。
 始めに、障害者福祉サービスが今年4月より従来の「措置制度」から「支援費制度」へ移行し8ヶ月が経過いたしました。現在、同制度も順調に推移しています。支援費制度の平成15年11月末現在における居宅生活支援費及び施設訓練等支援費の支給決定者数は110人で、その内訳は身体障害者ではデイサービス1件、居宅介護(ホームヘルプサービス)15件、授産施設16件、療護施設12件であります。知的障害者では、デイサービス1件、短期入所(ショートステイ)8件、地域生活援助(グループホーム)2件、授産施設16件、更生施設29件であります。障害児では、デイサービス1件、居宅介護(ホームヘルプサービス)6件、短期入所(ショートステイ)7件であります。
 次に、保育所の待機児童解消については、待機児童解消検討委員会で待機児童解消策を検討してまいりました。その結果、先月、待機児童解消計画がまとまりました。この計画による平成16年度の待機児童解消の手法として、社会福祉法人立(仮称)がじまる保育園定員60人の創設と既設保育所の定員見直しで、津嘉山保育園と南風原保育園を各々定員90人から120人に定員増を図り、また保育所と幼稚園の連携により就学前児童の子育てを支援するという観点に立ち、幼稚園における預かり保育で児童受け入れ枠の拡大を図る等して保育所と幼稚園の連携を推進し、その他待機児童の緩和策として短時間就労や変則的及び非定型的な就労形態の保護者に対し、一時保育が提供できるよう拡充を図ることと子育てサロン等に対して子育ての充実が図られるよう支援するとしています。以上のような基本的な考え方に基づき、待機児童解消計画を策定いたしました。この計画に基づいて、待機児童の解消に努めてまいりたいと考えております。
 次に、環境保険課関係について申し上げます。
 先ず保健事業については、8月から10月にかけて各字で実施しました住民健康診査が終了し、2,293人(9月末現在の人間ドック729人も含む)の町民の方が受診されました。今年の結果を見ますと、受診者の8割近くの方が何らかの異常を指摘されており、肥満・中性脂肪・コレステロール・尿酸・血糖・高血圧等が基準値よりも高くなっています。特に男性の健診結果は、「働き盛り世代」と「高齢者」の有所見割合に差がございません。これらの高い有所見率が若い世代から見られるということは、心疾患や脳血管疾患・糖尿病といった生活習慣病へつながるため、あらゆる面からの対策が必要でありす。生活習慣病は本人の自覚症状がないままに潜在的に進行していきます。そこで町としましては、生活習慣病を予防するためには住民健康診査のねらいを、これまで言われてきました「早期発見・早期治療」から一歩踏み込んで「健診結果から自分の体の状態を知る」、「自分の体の状態は、現在どこに向かっているのかを確認する」、そして「自分の体を守っていくための予防」に重点を置く必要があると考えております。そのために町民一人ひとりの体への理解を支えるよう、引き続き家庭訪問・健康相談・健康学習会等を実施しながら健康づくりを展開してまいります。各種保健・福祉サービスの提供並びに保健・福祉活動の拠点としての町総合保健福祉センター建設に向けて総合保健福祉センター建設検討委員会を設置し、第1回委員会を10月21日に開催いたしました。委員会は知識経験者4名、保健・福祉関係団体代表者3名、関係行政機関の職員1名、町職員1名の合計9名で構成し、総合保健福祉センターの建設場所、規模、機能(施設内容)等の基本的事項について調査検討を進めてまいります。
 次に、環境関係については、再利用で物の使い捨てを見直し、ごみの減量化、資源化を継続的に推進することを目的として、10月5日午前9時から役場駐車場にて今年度2回目の「フリーマーケットinはえばる」を開催し、町エコセンターを始め町内外から約48店の出店者がありました。尚、次回は今年度最後の「フリーマーケット」として1月中旬頃を予定しています。
 次に、那覇市・南風原町公害防止協定の見直し作業については、ダイオキシンや埋立処分場関係等で現行の協定書では対応できないため、協定書の見直しに向けて那覇市、南風原町の事務担当、そして4地区の自治会長で作業チームを立ち上げ、たたき台としての「見直し(案)」を作成し、那覇市・南風原町公害防止対策連絡協議会に提案しているところでございます。今後は、公害防止対策連絡協議会での協議を経て、年度内には町高額対策審議会に諮問できるように努力したいと考えております。
 次に、那覇市・南風原町ごみ処理施設事務組合について申し上げます。新ごみ処理施設(工場棟)建設工事については、くい打ち工事が9月までに完了しております。ごみピットの建設においては掘削を終え、現在コンクリート打設を行なっており、工事工程は予定どおり順調に進んでおります。また、管理棟建設や法面崩壊防止対策工事を含む外構工事の実施設計委託業務を11月に発注し、今年度末に設計を終えて平成16年度と平成17年度に工事を行なう予定で取り組んでおります。一方、還元施設建設に向けて、基本計画の策定をコンサルタントと周辺地域住民代表の方々と一緒に施設内容等の調査・検討をしており、年度末までに報告書ができ上がる予定になっております。それと、今12月定例議会に最終処分場の建設業務を当事務組合において共同処理する事務として追加する規約の一部変更の議案も上程しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
 次に、長寿介護課について申し上げます。
 先ず、高齢者が要介護状態に陥ったり悪化することがないように、介護予防・生活支援事業においては、4月から10月までの状況としまして(1)調理が困難な高齢者の「配食サービス事業」は54人の利用者で5,029食、(2)軽度生活支援事業(ホームヘルプサービス派遣)は11人の利用者で204回(387時間)、(3)理髪店や美容院に出向くことが困難な高齢者に対する「訪問理美容サービス事業」は7人の利用者、(4)「ふれあいコールサービス事業」は11人の利用者で週3回の924回、独居老人世帯の不安解消の目的であります「緊急通報システム事業」による利用者が21人で、緊急時の対応や相談、他月1回の定期コールサービスも受けています。平成15年度新規事業の「高齢者外出支援サービス事業」は、居宅から医療機関等の間を送迎するサービスを行なっていて、利用者は9人、271回。更に各字の公民館等において高齢者を集め、健康チェックや日常動作訓練、趣味活動及びレクリエーション等を取り入れながら一日を楽しんでもらう「生きがい活動支援通所事業」を12地区で実施し、4月から10月延べ1,887人が利用しています。
 次に、沖縄県介護保険広域連合の動向についてご報告いたします。広域連合では、介護保険事業計画に基づき、給付の適正化事業を始めとした諸事業に鋭意取り組んでいるところであります。介護給付費の支給状況についても、半年分を見ますと計画の約96パーセントとなっております。介護保険事業状況報告によると、南風原町の第1号被保険者は、10月末で3,729人、うち要支援69人、要介護1・220人、要介護2・109人、要介護3・81人、要介護4・85人、要介護5・78人計642人が要介護認定者となっています。サービス受給者は、居宅介護(支援)サービスが359人、施設介護サービスが179人、計538人です。また、当町の10月支払分介護給付費(8月サービス提供、9月審査分)は、9,277万5,000円となっております。なお、低所得者への介護保険料の減免については、当町からは9人の申請があり、6人が減免該当、3人が非該当と決定されております。
 次に、経済建設部・経済振興課関係について申し上げます。
 カボチャの花粉採取のための実証ほ場につきましては、本土先進地における施設ほ場の視察研修も終え、推進事業で進めている実証ほ場で寒い時期でもたくさんの雄花を咲かせ、そして大量の花粉が採取できるような栽培方法を進めているところでございます。
 また、多重債務の問題に関しましては、町社会福祉協議会とも連携をしながら、一番ヤミ金融を利用しやすいと思われる年末の12月に2回に分けての個別相談会を計画しております。
 次に、去った11月1日と2日に「ふるさと博覧会」が南風原中学校グラウンドをメイン会場にして行なわれました。今回も子どもたちに人気のカボッチャマンショーやキッズランド、更には各バンドグループによる演奏会等によって会場はかなり盛り上がっておりました。更に、中央公民館におきましては、かすりのファッションショーやかすりの女王コンテスト等のイベントで今年も成功裏のうちに終了することができました。
 次に、区画整理課関係について申し上げます。
 土地区画整理事業特別会計予算に係る主な項目を掲げ、その進捗状況について申し上げます。
 先ず、委託費は平成15年度予算が5,003万3,000円で、11月下旬までに換地修正業務1件、詳細設計委託業務4件、物件調査委託業務17件、営業調査委託業務5件、不発弾探査委託業務1件、計28件分で3,568万9,000円を執行し、その執行率が71.3パーセントとなっております。工事請負費の予算額1億7,535万円については、5件分で2,275万7,000円を執行し、その執行率が12.9パーセントとなっております。また、補償費12億5,275万5,000円については、56件分で7億269万7,000円を予算執行し、執行率は56.1パーセントとなっております。
 次に、平成14年度予算繰越明許費の執行について申し述べます。繰越明許費は、総額で7億8,648万円で11月末現在までの執行状況といたしまして、工事請負費分1億1,885万円のうち1億1,454万4,000円分については既に工事発注しその一部は完了しております。未執行額の430万6,000円については、平成15年度内に完全執行できるように努力してまいります。更に、補償費分の6億6,488万円については、11月末日までに完全執行をすることができました。更に、事務費相当分275万円についても完全執行できるように努力しております。以上で、区画整理事業に係る予算執行状況といたします。
 次に、都市計画課関係について申し上げます。
 始めに、都市マスタープランの一部変更(市街化調整区域の地区計画区域の位置付け)について、字兼城を除く各自治会で意見聴取会を12月4日~19日まで、農業振興地域整備計画の説明会と同時に開催してまいります。
 次に、緑の基本計画については、8月15日に第3回の庁舎内策定委員会を終えて11月27日の策定審議会で修正の最終確認を経て、12月中に答申を受ける予定で進めてまいります。また、文化センター・図書館建設に向けての黄金森公園面積の拡大(変更)、平成16年新規採択、新川公園の都市計画決定についても年度内決定に向けて、平成16年2月予定の町都市計画審議会、平成16年3月の沖縄県都市計画審議会への提案に向け作業を進めているところであります。役場通り南風原中央線の整備事業は沖縄県の事業ではありますが、南風原町のシンボルロードであり、9月24日の役場通り街並みデザインシンポジウムの開催、バスツアー、街歩きツアー、ワークショップ会議を重ねて、「役場通り街並みデザイン基本計画策定」を地域とともに進めているところであります。
 次に、街路事業については、宮平学校線道路改良工事(H15-1)と(H15-2)を発注し、工期内完了と用地・物件補償交渉(2件)を行ない、平成15年度の事業費執行に向け鋭意取り組んでまいります。
 次に、公園事業については、花・水・緑の大回廊公園整備工事(14-1)(14-2)について日本道路公団より占用許可を受け工事に着手することができましたので、工期内完了と引続き整備工事発注に向けて取り組んでまいります。黄金森公園整備工事(15-1)野球場整備についても工期内完了と、引き続き電気工事の発注に向けて取り組んでいるところであります。
 次に、下水道事業については、流域関連公共下水道変更認可業務委託(高度・多機能病院関連)は、県との協議も終え、平成16年2月の町都市計画審議会で審議してもらう予定で進めてまいります。与那覇地区の15年与那覇汚水管布設工事(その1)(その2)を11月25日に完了検査を終え、次年度以降の整備に係る設計業務の発注したところであります。15年宮平汚水管布設工事(その1)については、11月末現在出来高15パーセントで計画工程の進捗で進んでおります。普及促進については、11月より臨時職員を採用しており、職員、排水設備指定店の協力を得ながら水洗化率の向上に努めてまいります。
 次に、教育部・教育総務課関係について申し上げます。始めに、平成15年11月14日(金)に、学力向上対策委員会、PTA連絡協議会主催による教育講演会が中央公民館で開催されました。講師に玉城満さん(笑築過激団座長)をお招きし、観客人数も約200名と予想を上回る大盛況でありました。講演内容は、笑いでユイマールで沖縄文化の良さや習慣を振り返り、教育と関連付けた内容でありました。聴衆の方々は、笑いの連続で時には自己の子育てを反省させられる話題もあり、有意義な講演会でした。
 次に、「受け継ぎ育み伝えよう誇り高き南風原文化」をテーマに南星中学校の文化祭が11月9日(日)に行なわれました。総合学習や選択教科で深めてきた学習や地域・郷土の伝統文化の継承等について舞台・展示の部で発表しました。地域の伝統芸能、字津嘉山の綱曳きの鉦鼓隊、字喜屋武の「長者の大主」を演ずる中学生の演技等は素晴らしいものでした。
 次に、島尻地区中学校駅伝競走大会で、見事、男女アベック優勝した南星中学校が県中体連中学校駅伝競走大会に出場しました。成績は、男子が3位、女子が10位と頑張りました。島尻大会では、女子が3連覇、男子が2連覇と継続中で、男女アベック優勝が2連覇と素晴らしい結果を残し、来年も同等の成績を残すと思われます。一方、南風原中は惜しくも男女とも5位と県大会出場(4位まで)を逃しましたが、1、2年生にも素質のある生徒たちがおり来年に期待したいと思っております。
 次に、島尻地区中学校陸上競技大会で見事、南風原中学校の男子の部優勝し、沖縄県中学校秋季陸上競技大会で2年男子400mリレーで優勝、2年男子走り高跳びで中村開君が2位、2年女子800mで照喜名美幸さんが優勝しております。
 次に、平成15年10月24日に小学校の知念地区陸上競技選手権大会が開催され、各小学校とも優秀な成績でありました。また、平成15年11月23日に県民体育大会の非得点競技の中学生の部で、南星中学校の女子新体操部が団体の部で優勝しました。
 次に、南風原小学校校舎建設事業の進捗状況については、旧校舎の解体撤去工事も一部を除き8月末日で終えて、新校舎の建設工事が進められており、11月末現在で15パーセントの出来高となっており、16年9月完了予定で順調に進んでおります。また、南風原幼稚園園舎建設事業の進捗は、11月末現在で45パーセントの出来高となっており、16年2月完了予定で計画どおり進んでおります。
 次に、国際理解教育のため町内各小学校に英語指導助手1人を配置し、英語教育の充実を推進しているところであり、また近い将来小学校にも英語教科が入ってくる予定であります。各小学校より3人増員の配置希望があり、学校要望どおり各小学校へ1人を平成16年1月から4人を派遣し強化していきたいと思います。今回の補正予算に計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いします。
 次に、生涯学習振興課について申し上げます。
 始めに、9月13日に町内4小学校と2中学校の児童生徒の交流、親睦と連帯感を図ることを目的に、第3回町小中学校陸上競技大会が開催されました。絶好のスポーツ日和の中、白熱した闘いがトラック、フィールドで繰り広げられ、合わせて16種目で新記録が出た素晴らしい大会となりました。10月12日には、「健康・体力は日常生活の基本です」の合言葉のもと、町民が各自の体力の現状を把握し、それぞれに合った運動処方やスポーツの楽しさ、楽しみ方を工夫し、生涯を通じてスポーツに親しみ「健康で住み良いまちづくり」を目的で、はえばる町民スポーツカーニバルを開催しました。グラウンドゴルフ大会に14チーム、ミニバレーボール大会に7チーム、スーパードッジボール大会に18チーム、選手、関係者約400人の町民が参加し、日頃の運動不足を解消する1日となり、心地良い汗を流しておりました。
 次に、第11回青少年国際交流事業が教育長を団長に10月22日から10月31日までの10日間の日程でカナダ国アルバータ州レスブリッジ市におきまして中学生8名、高校生6名、そして今回から南風原・南星中の英語教諭2名も加わり計18名の参加により行なわれました。カナダ人宅でのホームステイを始めミドルスクールへの体験入学等、言葉や文化の違いを乗り越え、沖縄ではできない貴重な体験をすることができました。滞在中、町出身や県人会の方々の温かいご支援ご協力に感謝するとともに、生徒たちがこの経験を生かして学校生活や地域活動の場で、そして近い将来国際性豊かなリーダーとして大きく成長していくことを期待するものであります。現在、ミドルスクールと両中学校の生徒たちはメール交換をしております。また、レスブリッジ市のターレック市長から両市町の住民や行政等の交流事業をやっていきたいとの手紙も届いておりますので、町として次年度にどういった事業が取り組めるか検討しているところであります。
 また、地域における青少年のスポーツ活動の一環として、かすり駅伝大会をつうじて競争や克服・達成感を楽しみながら、友情と協力と喜びを学び、町内の小中学生の交流を深めるとともに、児童生徒の体力・健康づくりに寄与し、「かすりの里」づくりを啓蒙する目的で、第14回かすり駅伝大会を11月2日(ふるさと博覧会2日目)に開催しました。男子21チーム、女子16チームが参加し、各チームとも学年を超えた同じ地域に住む者としてお互いに励まし合い、健脚を競い、コース周辺には多くの町民も駆けつけ、子どもたちの走る姿に大きな声援を送り、選手、関係者約600人の参加があり、たいへん盛り上がった大会となりました。
 次に、陸上競技場の利用者状況ですが、9月は3,703名(町民974名、町外2,729名)、トレーニング室は761名(町内974名、町外331名)、10月は2,270名(町民658名、町外1,612名)、トレーニング室は927名(町内535名、町外392名)、11月は560名(町民133名、町外427名)、トレーニング室は843名(町内485名、町外358名)となっております。専用団体の主なものとして、町陸上競技大会を始め、隣村の大里村の陸上競技大会や知念地区小学校(15校)の陸上競技選手権大会にも活用されております。そして、11月15日には第82回全国高校サッカー沖縄県大会の決勝戦が沖縄テレビの生中継で放送されております。11月22日には「津嘉山少年剣道クラブ」が平成15年度社会体育優良団体として文部科学大臣賞を受賞し、祝賀会をしております。
 11月27日から12月1日まで開催されました第15回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア沖縄2003」には「かすり組合・JAつかざん女性部・町老人クラブ・町女性会・少年少女合唱団・民踊サークル・日舞サークルが出展や出演協力していただき、「はえばる町」をピーアールしております。
 次に、文化課について申し上げます。
 始めに、去る10月27日から11月8日まで「南風原ふるさと博覧会」にあわせて「第11回南風原の美術工芸展」を文化協会と共催で開催しました。織物・絵画・陶芸・写真・書道等多くの町民に鑑賞していただきました。
 11月22日から24日までの3日間、恒例となった「アイヌ工芸作品展」を開催しました。優れたアイヌ伝統工芸の数々を町民・県民に広く紹介しました。また、会場ではアイヌ刺繍やムックリの実技や講習も行なわれ好評でありました。
 また、12月17日には今年度の「南米研修生」がアルゼンチン・ブラジルから来町することになっております。
 以上を申し上げまして、平成15年第4回南風原町議会定例会の町政一般報告といたします。