1999 年 第 4 回 南風原町議会(定例会)  第 4 号 12月22日


 
5番冨里和正 ふさとかずまさ
これまで日米間でもたびたびその件については、協議をしてきたけれども合意には至らず今日に至っているという話でしたけれども、合意に至らなかったというのは、米軍がいわゆる軍事優先の立場をとり、日本政府はそれを容認してきたとい うことにほかならないと思うのであります。ですから、米軍にとってみれば、管制権をもっていないと彼等がいざという時自由に使えないということが、軍事基地であればほとんどそうであります。ですからそういった意味では、本当にこの問題の解決を図るということであれば、嘉手納米軍基地そのものを返せということが筋でありますけれども、提案者はそうはおっしゃっていないわけですから、それはそれで結構でございますが、ただ那覇空港空域と嘉手納空港空域というのは本当に、目と鼻の先ですから飛行機で飛べば1分かかるか、かからないかで、高度も同じようであります。同じように進入し、離発着をし ていくわけですから、ということであれば一体となった管制しかできないと思います。 別々に管制をするというわけにはいかない空域だというふうに思います。
 私はそういった意味であなたは政権与党の一員でもありますので、そうであればせっか く移せというなら、なにも那覇や久米島の管制権だけじゃなくて嘉手納飛行場空域、今もっている権限を全部日本政府に移管をしろと、日本政府の管制下で米軍機も離発着をすると。そういうふうな体勢にもっていくべきだと思うわけでございますけれども、今回のご提案はそういった趣旨で出されたものであるのかどうなのか、お答えいただきたいと思います。