2003 年 第 1 回 南風原町議会(定例会)  第 3 号 3月7日


 
総務部長赤嶺勝則君

では私のほうから議案第9号平成15年度南風原町一般会計予算の概要を説明申し上げます。議長からもございましたように簡潔にご説明申し上げたいと思います。町長から説明がございましたように、今回の予算は歳入歳出それぞれ94億5,092万5,000円でございます。その内訳をご説明申し上げます。先ず1表につきましては、割愛させていただきます。7ページ2表からご説明いたします。
 先ず「2表 債務負担行為」でございますが、事項、期間、限度額の順でご説明申し上げます。事項 ICカード発行機の使用料でございますが、このほうは平成16年度から19年度までの期間で252万円の限度額で計上してございます。実質期間としましては5ヶ年です。当該年度分は直接予算に計上してございます。ICカードにつきましては、8月から開始されます住基ネット第2次に向けて希望する町民に発行して住民票が全国どこでも取れるようなシステムに持っていこうということでのカード発行機の使用料でございます。
 そして、次でございます。南風原小学校の校舎建築工事 期間が平成16年度、限度額が7億8,002万2,000円。南風原小学校校舎建設工事管理委託業務 平成16年、1,345万2,000円。・南風原小学校校舎建設工事地域連携施設でございますが、期間平成16年度、8,000万円でございます。小学校の建設工事につきましては、債務負担行為の当該年度に契約して次年度から支払するということでございます。中身については担当部長から説明させたいと思います。
 それから印刷機のリース使用料でございます。南風原小学校ですね。これは16年から18年。このほうは4年でございますが、42万4,000円を計上してございます。15年度分は直接本年度予算に計上してございます。それからコピー機の使用料でございますが、これは2中学校の職員室と図書館の4台でございます。このほうも16年度から18年度、60万。そして、コピー機の使用料、4小学校でございます。再リースでございまして、4小学校で4台、このほうも16年度。7万6,000円。コピー機の使用料、4幼稚園です。このほうも7万6,000円でございます。自動車の使用料、1台でございますが、経済課のほうで今回3年リースで計画してございます。330万円でございます。
 続きまして8ページお願いします。「3表 地方債」、起債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還の方法でございますが、起債の内容につきましては61ページで出てまいりますので内容等については詳しくご説明申し上げたいと思っております。今回の起債の地方債の限度額合計が12億9,070万円となっております。対前年度比で5億5,750万円の増でございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては従来どおりでございます。
 続きまして15ページからお願いします。款・項・目については、説明を省略させていただきます。ページで節のほうからご説明申し上げます。町民税の個人分でございますが、対前年度比で1,825万5,000円の増となっております。このほうは平成14年10月末の調整見込み額に徴収率を乗じて計上してございます。増の原因は所得割の増によるものでございます。同じく法人税も14年10月末現在の調定見込み額に徴収率を乗じて計上してございます。滞納分もそれぞれそういうことでございます。
 それから16ページでございますが、固定資産税の現年度課税分でございます。対前年度比で3,493万6,000円の減となっておりますが、滞納分も含めますと3,633万5,000円ですね。現年度分で3,493万6,000円の減、このほうは15年度が評価替えの年で家屋の在来分等において評価が減になる見込だということでの減でございます。それから2目 交付金でございますが、このほうは県からの内示額による額を計上してございます。
 そして17ページの軽自動車税、519万9,000円の増となっておりますが、このほうは現年度分の軽四輪自動車の増を見込んでの計上でございます。642台の増の見込みでございます。
 それから18ページでございます。町たばこ税1,842万7,000円増となっておりますが、このほうはたばこの消費の増が見込まれるということでの増でございます。
 そして19ページ土地保有税、276万8,000円の減となっておりますが、地方税法の改正が予定されておりまして15年度以降で課税の廃止が予定されているための減でございます。
 20ページ自動車重量譲与税でございますが、対前年度比で1,335万9,000円の増となっておりこのほうは平成15年度の予算編成説明会で県から示された試算表、資料に基づいての見込み額を計上してございます。
 それから21ページの地方譲与税でございます。地方譲与税につきましても今回730万7,000円の減となっておりますが、県から示された試算表に基づいての算出額を計上してございます。
 22ページ利子割交付金についても同様でございます。
 次のページ23ページの地方消費税の交付金につきましても県からの資料に基づいての見込み額計上でございます。
 24ページの自動車取得税の交付金も一緒でございます。県から示された資料に基づく計上額でございます。
 25ページの地方特例交付金対前年度比で73万8,000円減となっておりますが、このほうも県からの予算編成資料に基づく試算による見込み計上額でございます。
 それから26ページ地方交付税でございますが、このほうも県から示された資料に基づいて平成15年度普通交付税についての国の新しい単位と言いますか表を用いて積算したものでございますが、先ず基準財政需要額の見込み額が41億3,817万円でございます。これに対しまして基準財政収入額見込み額が21億9,694万4,000円でございます。それを差引いた額を計上してございます。普通交付税の額が、19億4,122万6,000円となっております。特別交付税につきましては、8,000万円を見込んでの計上でございます。
 それから27ページの交通安全対策特別交付金でございますが、このほうもほぼ実績を見込んでの計上額でございます。
 28ページの民生費負担金の保育料及び食費でございます。保護者負担金でございますが、国から示された基準表に基づいて積算をいたしまして見込んで計上いたしております。993万2,000円が節で425万円が減になっております。2節、3節、4節等につきましてはほぼ一緒でございます。トータルで目で993万2,000円の減でございます。このほうは単価表と言いますか、各保育所の年齢構成等もあろうかと思います。425万円の減につきましては、歳出のほうで関連しますので担当のほうから説明させていきたいと思います。
 あと特に変わったところをご説明申し上げます。31ページの預かり保育料で昨日説明がございましたように、4園の児童預かりをするための使用料でございます。483万円の増と言いますか新設になります。83名の児童を予定しているということでございます。
 そして32ページ3節 戸籍住民基本台帳手数料の増でございます。住民票謄抄本の手数料が264万円増になっております。戸籍も含めますと255万9,000円増になっておりますが、住民票につきましては昨日の手数料の改正との関連でございます。4節も一緒でございます。4節のほうで298万5,000円の増となっております。
 34ページでございます。保育所運営負担金、このほうは国庫負担金の国負担分2分の1の負担分でございます。そして児童手当等の負担金につきましては、ほぼ対前年度と一緒でございます。2節、3節、4節、5節。被用者児童手当負担金というのは、厚生年金加入者対象です。そして被扶養者が3節が国民年金が対象でございます。特例給付児童手当負担金が、高額所得者特別給付対象者が4節でございます。5節につきましては、国保特会への繰出しになります。8節が今回新しく入ってまいりました。先ほど財政総括でも説明がございましたように、身体障害者施設訓練等の支援費負担金、知的障害者の施設訓練等支援負担金、知的障害者施設医療支援負担金が9,453万6,000円増になっております。これが増の大きな原因でございます。
 あとは35ページの教育費国庫負担金の1節 小学校の負担金でございます。5億258万5,000円の増となっておりますが、このほうは公立学校施設整備負担金の増です。南風原小学校の建設工事に伴う工事費に対する負担金でございます。75パーセントでございます。補助金等の補助率等については前に資料をお配りしてあると思います、それを参考にしていただきたいんですが、起債の充当等…失礼しました。未だ配っていないようです。実は、去年お配りしました各種補助金、国庫補助金、歳入の負担、補助率等、負担金補助金等については一覧表を去年差し上げましたが、同じようなかたちで資料を準備してございますので後ほど差し上げます。この中で起債の充当率も含めてございますので、後で参考にしていただきたいと思います。早速資料をお配りいたします。
 36ページでございます。民生費国庫補助金のほうで心身障害者福祉補助金、従来身体障害者訪問介護事業補助金、2節のほうで3項目挙げてございます566万円5,000円の内訳でございますが、名称の変更で今回心身障害者居宅介護支援補助金ということで3項目新たに計上してございます。
 36ページ土木費の国庫補助金の2節でございます。環境整備補助金、このほうは地方改善施設整備補助金ということで750万円計上してございますが、新川地区2箇所、本部、津嘉山地区各1箇所の4箇所を予定しております。それから4節 公園整備補助金は、説明にございますように黄金森公園と花・水・緑の大回廊公園整備事業の補助金は2分の1補助でございます。対前年度比では公園事業5,000万円の減となっております。街路整備事業のほうで4,000万円の減となっております。
 37ページでございますが、3節 幼稚園補助金で9,860万円の予算計上でございます。このほうは幼稚園施設の整備に伴う補助金、新規の事業でございます。そして5節 文化財の調査費補助金がございます。町内の遺跡発掘調査補助金ということで、現場宅地造成等が地域でありますと、それに対する費用を国が5分の4、80パーセント補助するという新しい制度でございます。
 39ページでございます。7節の心身障害者福祉費県負担金でございますが、このほうも次ページまで含まれますが2,505万8,000円の増となっております。このほうは新しく新設された制度によります身体障害者施設訓練等の支援費に対する負担金等でございます。4分の1県の負担でございます。
 41ページの5節でございます。国土調査費補助金、これは前年度に引続きまして地籍データを基に役場内の各部署の電算ネットワークシステムを構築する事業でございます。県からの補助金で前年度に引続き今年までで完了いたします。補助率は、国・県、内容としては入っておりますが、農林関係の補助金と同じように交付されるのは県の補助のかたちで入ってまいります。国が2分の1、県が4分の1です。これはまたソフト部門とハード部門に分けてまた補助率が違ってまいりまして、基本的には国が2分の1、県が4分の1ということでございます。6節 土地利用調整システムの総合推進事業県補助金でございますが、このほうも前年度に引続き、新川地区のまちづくり事業に充てる事業でございます。国から2分の1の補助でございます。
 42ページでございます。児童福祉費補助金の中で今回新規の事業としまして認可移行促進事業というのが133万3,000円計上してございます。これは新しく法人保育園の認可に向けて平成16年度開園に向けての補助を県の3分の2の補助でございます。施設の一部改築を予定しております。認可に向けての一部負担するということでございます。歳出のほうでまた担当課から説明があろうかと思います。
 そして43ページ20節 集落地域整備事業補助金でございます。4,765万5,000円、このほうは神里の地域整備事業、集道整備の補助金が主でございます。平成15年度でこの事業は完了でございます。補助率が87.5パーセント。そして21節のため池等整備事業補助金が新規の事業として入ってまいります。事業期間としては3年のようです。このほうは神里地区でございますが、ファームポンド周辺の地すべりが予想されるということでこの地すべり防止のための対策事業でございます。事務費が75パーセント、あとは100パーセント補助でございます。宮城地区の土地改良地区で実施しましたこのファームポンド周辺擁壁の土砂防止工事がございましたが、補助率等もそれと一緒でございます。それから40節でございます。このほうは野菜産地総合整備対策事業ということで、2,180万計上してございますが、ビニールハウスを6棟予定しております。面積としては6,000平方メートル、場所は神里地区でございます。
 44ページでございますが、新規事業としまして44節、収納相談窓口整備事業補助金ということで50万円計上してございます。農業の収納相談の事業をやるための補助でございます。7目の沖縄県緊急雇用対策特別事業補助金で2節の1,608万円でございますが、このほうは沖縄県緊急地域雇用創出特別事業補助金ということで一昨年までございましたが、今回また補助が付いております。民生費総務課関係で歳出で具体的な事業名が出てまいりますが、小規模共同作業施設への技術向上の支援事業として229万3,000円、そして都市計画関係では環境美化事業としてしましてこれは主に公園関係の環境美化の事業になります。そして、教育委員関係では学校のコンピューター活用支援事業ということで571万1,000円計上してございます。それから土木費の補助金で廃目になっているのがございます。従来まで石油備蓄施設関係の補助金がございました約300万円ぐらいですか、このほうは該当する箇所がないということでハード部門はないと、ソフト部門にそういう事業があれば充当するということのようです。消防関係にそういう事業が充当できるのではないかという担当課の話でございます。今回はこの件は計上されておりません。
 47ページのほうで財産運用収入の中の1節 土地貸付収入ですが、兼城交番、それから津嘉山派出所に貸しておりました約20万円ぐらいが今回から廃止になっております。これは実は警察のほうからそういう公共的に供するということで要請がございまして、これに応えて今回から土地貸付収入の欄から落としてございます。そして2目の利子及び配当金の覧でございますが、589万1,000円の減となっておりますが、このほうは利率改定に伴う各種基金等の利子の減でございます。0.35から0.035に改定になったようでございます。
 49ページは寄附金でございますが、3目の町道整備寄附金500万円でございます。このほうは49号線の公社からの負担分計上でございます。今回対前年度比で目の覧で8,580万円減となっておりますが、これは43号線の減によるものでございます。そして総務費寄附金が3,000万円の減となっておりますが、このほうは前年度は与那覇地区のコミュニティセンターの寄附が3,000万円入っておりましたので、その分の比較減になっております。
 50ページでございます。9目1節の一般廃棄物処理施設繰入金でございますが、このほうは那覇市・南風原町ごみ処理施設事務組合への負担金に充当するための基金からの繰入になっております。7,444万9,000円。このほうは南風原の持分としては事業費の7パーセントになります。全体で10億6,355万8,000円でございます。
 59ページの雑入でございますが、3行目に地区土地利用調整計画策定事業負担金500万円がございます。このほうは那覇市と南風原で負担する新川地区のまちづくり事業の裏負担分に充当する負担金でございます。那覇市、南風原町各々250万円ずつの負担となっております。それから県介護保険広域連合職員給与負担金が1,475万7,000円ございます。このほうは歳出で出てまいりますが、今回広域連合へ1億9,568万6,000円の負担金が出ます。その中からその相当分を負担するということでございます。連合から入ってくるということでございます。
 続きまして61ページの町債でございます。1目総務費の3節で住民税の減税補てん債ということで3,020万円計上してございますが、このほうは前年同様恒久減税に伴う減収額を地方債で補てんするということで前年度の実績に見合う額を計上してございます。それから6節 臨時財政対策債、このほうも平成15年度の地方財源の不足を特例地方債として起債で充当する措置で、県から示された見込み額の算出資料に基づいて前年度の倍増の6億9,800万円を計上してございます。前年度は3億4,340万円です。
 あとは土木債の1節 町道整備事業債4,350万円を計上してございますが、内訳としましては町道258号、18号の2つに分かれます。地域活性化事業町道3号線というそれぞれ町道整備に伴う起債額でございます。充当率等については後ほどお配りします資料に充当先も含めて詳細に明記されておりますので、参考にしていただきたいと思います。生活環境整備事業も一緒でございます。都市計画整備事業は宮平学校線と黄金森公園、そして花・水・緑の大回廊公園整備事業債でございます。1億5,650万円でございます。そして今回新しく小学校整備債が2億7,800万円、幼稚園の整備事業債が7,380万円、農業集落地域整備事業債が510万円となっております。対前年度比で5億5,750万円の起債の増となっております。以上が、歳入の予算の概要でございます。