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題名: 文化センターを訪れて  2010年01月05日更新)

ご意見ご提案
5年ほど前より沖縄を訪れ心ばかりですが慰霊の旅をしています。 今まで、読谷から宜野湾、うるま、浦添そして糸満と沖縄の方々の尊い命が眠る各地を訪れました。 この11月に新装した文化センターの開館に合わせ訪問させていただきました。 センター受付の女性の親切な対応、そして整理充実された各種展示品など見学し日頃の職員の皆様のご努力が感じられました。 只ひとつ私にとって残念なことがありました。 センター見学後、悲風の丘、陸軍病院址碑向かう道と、いわゆる飯上の道が舗装されていたことです。又、20号壕に向かう下り坂も整備されようとしていることです。 この道は先の戦いで若い沖縄の人たちが命と引き換えに必死に駆け下り、そして駆け上がったいわば、その多くの若人の汗と涙と血がしみ込んだ道であり、それが覆い被さる事による先人の苦労が打ち消されるよう感じ一筆致しました。 維持管理の難しさ大変さは理解しますが何とかならぬものかと感じる次第です。

回答
文化センターと壕を見学いただきありがとうございます。 ご指摘いただきました「飯あげの道」については、整備工事前に整備担当課と町文化財保護委員会、生涯学習文化課とも会議を重ねてきました。その結果、 ①文化センターから「悲風の丘」の碑を通り過ぎて丘の頂上部までは、戦後になってセメント舗装されていたものの上に石灰岩の石張りを設置する。 ②頂上部から20号壕へと向かう下り坂については、当時の様子を唯一とどめている場所であるため、現状保存する。 ③②の現状保存によって新たな下り道の確保が必要であるため、②の現道から距離を置き景観を損ねないルートで新規に下りの階段通路を設ける。 という3点を確認して工事が進められることになりました。 町としては、黄金森公園を利用なさる多くの方の安全を第一として整備しておりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。